• 憧れを磨く

    2004年6月20日 update

    憧れのMANOLO BLAHNIKの靴を先月とうとう買ってしまった。
    その日の晩は抱いて一緒に寝るくらい憧れていた靴だ。うれしさに磨きがかかる。emma cookというUKのデザイナーの服がすごく好きで、何着か持っているのだが、マノロへの憧れはエマを着ることで更に増すのである。
    基本的に重たい自分の楽器を運ぶときに、高いヒールの靴やサンダルでは転んでしまうので(実際楽器を運んでいて階段から落ちたこともある)普段はあまり高いヒールものは着用しないようにしているのだが、やっぱり女性ですもの、いい靴に憧れるし、いい靴を履いて素敵な時間を過ごしたいのである。乙女チック万歳。
    憧れの靴を手にするきっかけは、20代も後半に突入した心境の中に少しずつ憧れを実現する余裕がやっと生まれてきたことのように思う。表現もそうだ、最近は私の中にあるものに素直であるということを超えて、もっと大きな視野で物事を捉えている。
    過去を振り返る必要はないと思っているので、10代に戻りたいと思ったことは1度もないが、20代って本当に楽しい。30代はもっともっと楽しいだろうなあ。私の周りには美しく年齢を重ねている人が多いので、私は若さへの執着は特にない。おませちゃんだった小さい私は早く大人になりたかったものだ。

    そういえば、小さい私にはなりたいものがたくさんあった。
    一番なりたかったものは花火師、憧れは医者、そして刑事である。
    文集などの将来のゆめには、ひっそりと自分の心にしまいこんでおきたかったからなのか、ただひねくれていただけなのか、本当になりたいものは書いていなかったようだ。本当に刑事に憧れていた。
    その理由はたったひとつ。あぶない刑事が大好きだからなのだ。テレビの見すぎである。単純だ。私の刑事もの好きについてはご存知の方も多いのではないでしょうか。好きすぎて限定もののテレビ版DVD2本とも買ってしまった。このDVDには絶対再放送されないものも収録されているので、これで毎日でもあぶない刑事が見れるではないか!!!キャー。古本屋でみつけた青い表紙の「刑事アクション!」という本を読んで・・・・と続きを書こうと思ったけれど、長くなりそうなので、また今度。
    刑事もの好きにも磨きがかかる。
    憧れはフランスとNY
    憧れはロシアアバンギャルド
    憧れは心の中

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