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11月の庭
2019年11月22日 update
熊本の知人から薦められて終了前にあわてて行った日本庭園でのサウンドアート展「現象発景」琵琶湖をモチーフに作られた京極家のお庭にはいくつかの名前のついた島があり、島々のところかしこに仕掛けられた音の作品はフィールドレコーディングされたものから、庭園とはまったく無関係の日常の音を使ったものまで、いくつかの作品が併設されていた。1500本の松は見事で、歴代の職人が時を掛けて繋いできた道のりや情熱に思いが巡る。サウンドアートも、日本庭園も在るものを使って造られる。言葉の無い場所で、情熱に触れることのできる瞬間というのは心が動かされ、頭の中に言葉が残る。
日記のようなものを書いたことがないわけではないけれど、継続することはほとんどない。何がきっかけだったのか忘れてしまったけれど今年のとある日、まとまらない日々の考えを文字にすることを始めた。毎朝白湯を飲む習慣のように毎日綴る言葉は、行を積むこともあれば、メモのように言葉を羅列することもある。飽きっぽいところがあるけれど今のところなぜか続いているから不思議。訓練のようなこの作業の影響なのか、日常的に考えていることを誰かと会話することが増えたように思う。SNSを介して考えや日常を発信することが一般化している現在、私はTwitterはどうも筆が進まず、写真もほとんど撮ることがない。入ってくる情報は多くなくていいという意識で暮らしていると、情報量の多いSNSにはすっかり消極的になってしまう。なんとかしたいなとは思うけれど、、、
言葉といえば、私はオザケン世代だ。10代だった当時の私には日常的に浸透していた。とは言ってもCDを買ったことはなくて、熱狂する友人たちがカラオケで歌う「ラブリー」やテレビなどで知らないうちに覚えたという感じで、どちらかというと苦手だった。去年だったと思うけれど「アルペジオ」という曲を偶然聴く機会があった。歌詞を見ながら聴いていたのだけど、20年以上経ち大人になり改めて聴いたオザケンは凄かった。最近リリースされた新譜「So Kakkoii 宇宙」続けて3周くらいは聴いたかもしれないし、たぶんまた聴くのだと思う。セオリーは軽やかに言葉になっていて、未来の人に問いかける禅問答のようで、あーすごい。—————————————————————
個人的には今年の締めくくりのライブとなるミウマウ企画のFanfare。
友人であり、尊敬するベーシストHisayoちゃんがコンポーザーを務める「tokyo pinsalocks」久しぶりの来福。おそらく10年ぶりの対バン、はるちゃん加入後は初めてご一緒させていただく「ガロリンズ」そして今、多方面から注目を集めている「迷いクジラ」を迎えての良い日、良い夜になりそう。Fanfareについてはまた改めて。12.14 (sat)
ミウマウpresents “ FANFARE ”
福岡 cafe and bar gigiOPEN 18:30 / START 19:00
¥1500(+1DrinkOrder)tokyo pinsalocks
GARORINZ
迷いクジラ
miu mau詳細ページ
https://miumaujapan.blogspot.com/2019/11/ffr19.html———————————
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