• 浴室

    2012年9月3日 update

    とても疲れきっていた日曜日。
    心も身体もパンパンに膨れていたので、
    いらないものを絞り出すかの様に、夜に潜る。
    浴室のあかりを消して、CASAのキャンドルをひとつだけ。
    すずむしの夜と、風の音、水に触れる。
    ド近眼の私がみる浴室は、いつもぼんやりしていて
    キャンドルのあかりはタイルに影を作る。
    夜に寄り添う言葉が欲しい。
    こんな時に寄り添う夜はとても悲しく果てしなく深い。
    なかなか口からこぼれることはないけれど、
    頭の中は目まぐるしく感覚を探してる。
    この感覚が音楽というものへ変化していく。

    感覚はもっともっと遠くへ飛ばして。
    その感覚を音楽にかえて。
    ダンスミュージックじゃなくて、
    心が揺れる曲を作りたい。


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