-
ゆきをふらせて
2004年2月1日 update
なぜかネルが福岡へ出向く時は雨が多い。
そんな話をメンバーとしたことがある。夏のレコーディングや、ライブなどにしてもとにかく天候は雨という頻度が高すぎる。
梅雨時期の所為だろうと思っていたが、そうでもないらしい。7月のJAJAの帰り道なんてワイパー全快で道が川になっていたし、そういえば、11月も雨が降った。
きっと雨男か雨女がいるに違いない。
メンバー各自、それぞれ個人的に動く時は雨が降らないと言い張る。そうに違いないし、私だってそうだ。雨が降らないとは言わないが、雨ばっかりではない。昨年、山梨の小渕沢に行く機会があり、スキー場以外で初めて30センチ以上の積雪を経験した。
雪がやわらかいという感覚を身をもって体験し、雪と共に暮らすことの大変さも充分に理解できた。
だが熊本育ちなので、あまり雪に慣れていない。
小学生の頃、授業中に雪が降ると勉強なんてそっちのけで窓をのぞきこんで雪のダンスに心が弾んだものだ。
私にとって雪というものは、美しくて特別で神聖なものなのだ。先日九州を襲った冬型の寒気の影響で九州全域ものすごい寒さと雪に覆われた日があった。
交通機関は大幅に乱れ、足場も悪く、チェーンを着けて走行する車もある。
熊本もとにかく寒く一瞬雪が舞ったりすることもあったが、積雪までには至らない。
丁度coet cocoeh(高島のソロユニット)のライブが福岡で開催された日で、私は単独福岡へ向かったのだが驚愕した。
一面真っ白なのだ。
福岡は毎年、年に1回積雪するそうだが、路面は凍結しているし、傘や木々に雪がどんどん残っていくし、熊本では味わったことのない状況でとにかくあたふたと戸惑ってしまった。
しかしなんで今日にかぎって雪なんだ?
そういえば、先月も単独で福岡へ向かった際も雪だった。
そういえば、去年の今ごろも予定にしていた福岡行きの日が積雪だった。
こんなに続くはずはない!!どうやら私は雪女らしい。
ゆきをふらせて世の中が日常の変化を楽しんでくれるのなら、私は雪女で上等だ。