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2026年1月17日 update

音楽活動30年、miu mau20年、主宰レーベル10年といういろんな節目が一度に訪れる2026年。
ソロ名義のファーストアルバムもリリースから20年。ずいぶん時が経ったなどとおもいつつ、全然そんなことないような気もしてあっという間に時間が過ぎていくことをしみじみ毎年思う。
前バンドに在籍している頃から始めたソロは、当時coet cocoehという名義で活動していて、バンドと異なる表現方法を模索していた頃。1stアルバムは架空の映画のサントラを作るというコンセプトアルバムとして制作した。架空の映画を示唆した短編を内包したCDジャケット、アートワークも今見返すとデイビッド・リンチ感ある。(現在CDは販売及び流通終了)リリースの前年に福岡のレコーディングスタジオヒーコンで石橋さんに録音してもらった。11曲目の「三月の肖像」ではゲストにギター:チダトモコ、ドラム:時津梨乃のお二人を迎えたアンサンブルが収録されている。極限まで少なくした音数で渋めのアレンジとサウンドに仕上がっていて、この曲のドラムの録音の音が好きだと聞くたびに思う。スタジオヒーコンには10代から録音などでずっとお世話になっており、ヒーコンに置いてあるドラムセットやピアノはいつもピカピカに磨かれていたことを思い出す(それでよかったのか?の1stミニアルバムやmiu mauの7インチもヒーコン、石橋さん録音)こうしてアルバムにまつわることをいろいろ振り返ると対象が楽曲よりもレコーディングや制作風景のことばかり思い出されるのは象徴的だなと思う。毎回レコーディングを通して徹底的に自己と向き合っている。音楽への情熱、問いかけ、己の未熟さを毎回突きつけられる。でも、チダさん、梨乃ちゃんとのレコーディングはわちゃわちゃ楽しくいい時間だったことはすごく鮮明に覚えているし、梨乃ちゃんとはその後の数年、デュオ編成というスタイルでいくつか一緒にライブさせてもらった。
coet cocoeh / 私は部屋を出た(2006)
アルバム内の一部の曲はバンドキャンプにて試聴可