• 2025 Release まとめ

    2025年12月23日 update

    しばらく慌ただしくなりそうなので、夜中のうちに更新している。様々なところからリリース告知が毎日多数届く。振り返ると、今年はインディペンデントアーティスト(バンド、ソロ、ビートメイカー、SSWなど)の海外リリース、海外ツアーの話をこれまで以上にすごくたくさん(多数)聞いた1年でした。来年もすでにそういう話が色々届いていて、これからも増えていきそう。国内とか海外とか関係なくなんというか必要とされるところにちゃんと届くというのは素晴らしい。生活とか時間とかアイデアとか自分のギリギリを削りながらつくった作品たちは、大事にされる場所で大切にされてほしい。


    今年の私は様々な名義でEPやコンピに参加するなどの1年でした。
    そして2026年もこのような感じが続くだろうと思う。

    10月にリリースしたMasami Takashimaの新曲Awaiというシングル、ご縁あってこのリリースはfelicityにもお世話になった。私自身はほとんどリリース告知していなかったのでこのタイミングで制作の振り返りをしてみたいと思う。女性たちの日曜日に浮かび上がったすきまを歌にしている。誰に伝えるでもない例え用もないくらやみのような空洞のようなものたちを表面化したようなそんな曲です。レコーディングでは簡易の作業スペース内で制作、部屋の中をテーマにしているので、どこの部屋にでもありそうなアルミのコップを叩いて奏でた音を録音し採用した。コップの中に水量も試しながらちょうどいい音がみつかるまでの過程もたのしい。拍の取り方のズレも独特なテイストになったと思う。環境的にプラグイン使わずLogicのデフォルトのみでミキシング。全てヘッドホンの中で聴き続けて完結。スピーカーで音を出さずに作ったのははじめてかもしれない。
    今年の私は移動がとても多く、制作環境下も様々だったけれど、工夫しながらも新しい取り組みにも挑戦できたことは大きな進歩だった。


    Masami Takashima Wave05
    https://twin-ships.bandcamp.com/album/wave05


    miu mauは8年ぶりの単体リリース。
    個人的にこの曲はmiu mauの中でも上位に入るほどに好きな曲でもあり、ミキシングをしている際に、ドラムの演奏にどんどん引き込まれ全体の指揮をとっているようなそういう気分になることがしばしばあった。そしてギターは破壊力を絶妙なタイミングで音を重ねてくる。いつも2人ともすごいなぁと思う。2019年にデモを作って今年リリースできたこと、関わっていただいたみなさまのおかげと改めて実感している。


    そして、いろんな名義で2つのコンピに参加させていただいた。

    お世話になっているCall And Responseの20周年企画でのカバー集。(詳しくは別ページに書いています)
    マライヤさん、楽曲をカバーさせてくれてありがとう!

    V.A. POP? (miu mau) by Call And Response
    https://call-and-response.bandcamp.com/track/dont-cry-at-the-movies-2

    インストゥルメンタル、ダンスミュージックを作っているアーティストをひとつの地域に限定し収録されたアルバム。インディペンデントの立ち位置で探求しながらフロアを温め続けている方々の音。こうやって時間を日々を音楽を紡いでいる方々がいるからどの町でも音楽はずっと生きている。素晴らしい企画に誘っていただき感謝してます。

    V.A Makunouchi (quieterthanborelo) by GYANAC




    これからも粛々とこれまでの30年の通り、自分の音楽を大事に育てていきます


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