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偶然/必然
2012年1月25日 update
例えば普段会話を交わすことのない人と、何かのきっかけが生じて会話へと発展することがあれば
これは偶然が作り出したストーリーとなるのである。
例えば必然は、四季の変化、時間、順番など必ずそうなるものであり、
数学チックでもある。偶然と必然、
対なるこのふたつの要素があわさり人と人のつながりを結ぶこともある。我が家にただいま居候犬(雑種)が1匹いる。
里親がみつかるまでの期間預かっているのだが、お昼間はたいてい家の前につないでおく。
まだ子犬であるということと、人懐っこい性格であるということにより、
昼休みのOLさんや通りかかった学生、配達のクリーニング屋の方などに愛想を振りまく居候犬のおかげで
ちょっとした会話のきっかけを与えてくれている。
会話の内容は「何ヶ月ですか?」や「きっと柴が混ざってますよね」など様々であるが
人はちょっとしたきっかけで初めてある人と会話することができるのかと学習したのだ。居候犬は必然であり、
犬が好きな人が居候犬のいる我が家の前を透のは偶然である。余談になるが、
私の場合、歌詞は必然であり、メロディーは偶然である。——————————————————————
(散文)より 2001年
私が22歳の頃にWEBで公開していたもの。
当時読んだことがある人もいるかもしれないけれど、
私自身の記録のためにも時々ここに記しておこうと思います。