• 高速道路につかまれ映画!

    2004年11月24日 update

    映画を見る機会が近頃度々あった。
    私は私用で高速バスに乗る事が多いのだが、車に全く酔わない体質なので車内では絶好の映画鑑賞(サービスでビデオの放映がついている)タイムとなる。割と東宝ものばかりが中心に放映されるのだがたまに違うものもあったりして実はこっそりと楽しみにしているのである。歌詞の内容から想像されるのでしょうか、「映画とか好きですか?」と声をかけられるが、実は人並み以下であまり映画は見ていないのだ。最新映画を映画館に見に行ったのは小学校の時の「もっとあぶない刑事」と中学の時の「紅の豚」くらいかも? しかも私の部屋にはテレビがなく、近くにレンタルできるお店もなく、たまに趣味で買った映画のDVDをパソコンで見るくらいにしか映画には触れておらず、2000円でどっちにするかと聞かれると映画館に行くよりはライブにお金を使いたいタイプの人間である。いやいや、興味がないわけではなく、お金と時間に支配されているという単純な理由だったりもする。そんな私だからこの映画鑑賞タイムはプレゼントのような、宝くじに当たったような(まあはずれも多いけど)ものなのだ。ルパン三世はほぼ全部見たし、私の好きな浅田次郎の超代表作「鉄道員」もみたし、金城武の「リターナー」(最後の飛行機が宇宙船に化けるところはおもわず声が出そうになった。)他にも色々見たけどもうさすがに覚えておらず、バスってふしぎな乗り物で、丁度高速道路を走り出して少したったくらいからなんだか異常に眠くなってくる。特に眠くないときでも眠くなるので気付いたら寝ちゃってたりするのでもったいないこともあるが、高速バス万歳だ。最近では静かで人間的な描写と映像の切り口が面白かった「ワンダフルライフ」がすごく印象に残る映画であった。一番好きな映画は何度も言うが「BULLITT」で、「マグノリア」や「エルトポ」は衝撃的だった。よく考えてみると、印象に強く残っている映画ってたくさんある。「フレンチコネクション」ゲンズブールの「ジュテーム」「バクダットカフェ」黒澤明の「夢」「ブエナビスタソシアルクラブ」などなど。記憶力に乏しいのであとからまた色々と思い出すのだろうけど、映画ってさまざまな感情が生まれてくるので本当に面白い。どこから私の音楽が生まれるか分からないし、こうやって日々色んなところに目を向けていたいものだ。ちょっとした機会あって先週劇場で「コラテラル」をみた。「ラストサムライ」のごとく肩に力の入る映像だったが、王道でそれなりに楽しめた。でも高速バスで放映されるのを待っても良かったなー。なんて。みなさんはどんな映画が好きですか?


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